09年4月23日から10年12月30日までの617日間、日本を含めた世界を一周! 国家や宗教に対した凝り固まったイメージから抜け出し、 「そこに住む普通の人々」や「人々のつながり」なんかを紹介していきます。 毎日もれなく綴られた記事総数770オーバーの物語、是非是非お楽しみください!
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2010年09月24日

船着場を発見し乗る。村へ(516日目・20日昼から/マレーシア)

船着場を発見し乗る。村へ(516日目・20日昼から/マレーシア)


さぁ、今日はどこに行きましょう。地図を見ると、歩いて20分ぐらいの場所に船着場があって、そこに「カンポン・ラウト行き」と書かれています。カンポンというのは「村」とかそういう意味のよう。

船で川を渡って村に行くと言う、なかなか粋なシチュエーションはもう、実行するしかありません。理由は無いけどそのカンポンに行きます。

船着場を発見し乗る。村へ(516日目・20日昼から/マレーシア) 船着場から対岸を見る。何も見えない。


船着場を発見し乗る。村へ(516日目・20日昼から/マレーシア) 船は1リンギ、約35円。15分から20分で到着です。


船を下りると、道が2つに分かれていました。右に行く道、左に行く道。とりあえず、左に行ってみて折り返そうって思いました。

船着場を発見し乗る。村へ(516日目・20日昼から/マレーシア) その道。


別に、村の印象として際立ったものはありませんでしたが、ウガンダの田舎以降これまで、カンパラ、ナイロビ、ムンバイ、バラナシ、コルカタ、シンガポール、クアラルンプールとずっと都会にいたので、久しぶりののんびり感に僕は勝手にうきうきしていました。何でも変化は大切ですね。


そして、視界に入るものが少ない、という事は、そのもの1つ1つをちゃんとしっかり見る事が出来る気がします。
作りかけの家に何かの未来を感じたり、すでに完成した家屋でもなぜか屋根の端っこまで丁寧に眺めてるし、電線の行く先とかも気になる。標識1つ1つもしっかり読んでみたりします。


2つに分岐した道を左に曲がったと書きましたが、そこをまっすぐ行くと行き止まりになっていました。そしてそこには小屋というか、屋根だけ付いて壁のない休憩所みたいなものがあり、そこに2人の少年が寝転がったりしていました。

ちょうどいいと思ったので、マレー語でも教えてもらいながら、この村には何があるのか聞こうと思いました。

少年の名前はアスワリ。19才で大工さんだといいます。やわらかい印象でそれだけで好感が持てる。
ありがとうの「テリマカシ」は知っていますが「どういたしまして」が分からないので聞くと「サマサマ」との事。
実はこれはシンガポールでも使われている言葉で、その時は「同じ(same same)」という意味だと聞いていたので、ちょっと驚きました。
どういたしまして、というか、「こちらこそ」という訳語がニュアンスとしてはピッタリはまる感じでしょうか。

船着場を発見し乗る。村へ(516日目・20日昼から/マレーシア)
好きなバイクと共に、アスワリ君。友だちはBON JOVIを聴きながらずっと寝ていた。



話はズレますが、自国の音楽産業(プロモーションや流通の話)が地位を確立しているような国では、割合としてその国の音楽を聴く人が多いと思う。要は日本でいうと、テレビを付ければ流れてるのは日本人のミュージシャンですし、お店に行ってもかなりの部分を日本のミュージシャンが占めています。
それは、日本のロック界やヒップホップ界、レゲエ界なんかがある程度の地位を確立しているからだと思う。

逆に、自国輩出のロックミュージシャンがあまり世に出るような仕組みが確立されていないような国だったら、その国のロック好きはだいたい英米のロックを聴く方に選択肢が移るので、結局アジアでもアフリカでも南米でもみんな聞いている音楽は一緒だなーと思います。共通して聴いている部分、聴かれている部分が大きい。


でも、これはロックの話であり、各文化圏で特色のある音楽文化は見られるので、その辺の多様性は感じられます。


船着場を発見し乗る。村へ(516日目・20日昼から/マレーシア) 母ちゃんと息子。


村の奥の方に行ってみることにしました。


勝手に港の近くが村の中心部だと思っていたのですが、奥の方に中心があるっぽいです。大きなモスクを中心にして、お店だったり食堂だったりが並んでいました。

ここら辺で一発飯でも食って、コタバルにでも戻ろうかな、と考えて僕は食堂へ入りました。


通常、メニューはありません。写真付きの親切なメニューなんて、今まで回った国では日本ぐらいなもので、強いて言うならたまに中華料理屋に写真付きのメニューがあるかなーって感じです。

とりあえず何があるのかを知りたかったので、何があるのかをお店の人に言ってもらいました。
「なんとか、かんとか、なんとか、トムヤン、かんとか」


トムヤン!!



それだけ知ってる!!トムヤンクンの事でしょ!!?



トムヤンクンはタイで食べようと思っていましたが、せっかくの機会ですしトムヤンを注文することにしました。
ですし、ここはタイの国境付近。タイのと大差もなさそうです。
しかもタムヤンクンの本場がタイであろうがマレーシアであろうが、本場である事と僕の味覚に合うかどうかは無関係です。インドのカレーよりハウス食品がうまいと思うし、ブルガリアヨーグルトよりペルーのスーパーで買ったヨーグルトの方がうまかった。味の好みなんて千差万別、要は自分に合うか合わないかでいいと思う。

そして僕はそのトムヤンを今食いたいので、注文しました。


船着場を発見し乗る。村へ(516日目・20日昼から/マレーシア) 出てきた品。

ここでちょっと、名脇役を紹介したい。津川雅彦バリの名脇役です。

写真の中央やや上よりに見える「100Plus」と書かれた缶ジュースを見て御覧なさい。

僕はこの「100Plus」の味を、ほぼ100%の再現性を以って説明できます。


炭酸ポカリです。


どうやって説明しても炭酸ポカリってしか言えませんし、炭酸ポカリという説明で本当にしっくりくる味なのです。
そしてこの炭酸ポカリ、実にいいトコ取りな飲み物だと思うのです。

みなさんは暑い時や疲れた時、この2つの事を思い浮かべたことが人生のうち幾度かあると思います。
①「あ~、炭酸飲みてぇー!」
②「あ~、ポカリ飲みてぇー!」

①+②=100Plus
   ∴無駄の無さが証明される

という数式でも説明が付くぐらいいいトコ取ってる。
走攻守揃っている。早い・うまい・安いが揃っているし、赤青黄の三原色揃っている。

完全体でしょう。もうこれは「疲れたときの飲み物」としては完全体でしょう。


という名脇役の存在もここで触れさせて頂きました。





トムヤンクンを食べます。


見た目、これそのまま入れていいの?みたいな香辛料類がたくさん入っています。
食べた瞬間、その辛さに「これ完食いけるかぁ!?」と思いましたが、男に生まれて23年と11ヶ月、食べてやりましたとも。というか、だんだん慣れてきておいしく食べきる事ができました。(あ、ちょっとイカ食べれなかった)


店のおじさんに「おいしかった?」と聞かれ、実際おいしかったし、状況的にもおいしかったってしか言えないので「おいしかったですー!」と言いました。明らかにイカ残ってるのに。


ごちそうさまでした。


食べ終わって、そろそろフェリーに乗ってコタバルの街へと戻ろうと思います。

「ここからどうやって船着場行けばいいですか?」
とおじさんに聞くと、説明を始めてくれて10秒ぐらいした時でしょうか、
「あ、もうバイクで連れて行くよ!」

と、おじさんにバイクで送ってもらう事になりました。

船着場を発見し乗る。村へ(516日目・20日昼から/マレーシア)
おじさんと筆者。そしてこれを撮ったのは別のおじさん。



そして僕は、おじさんの立派な肩に手を置きながら、船着場までひとっ飛び、カンポン・ラウトを後にしました。

ありがとうおじさん!おじさんのような粋な大人になるよ!!



船着場を発見し乗る。村へ(516日目・20日昼から/マレーシア) 船着場を発見し乗る。村へ(516日目・20日昼から/マレーシア)
帰りの船。右写真のミラーに注目。お客さんの女性が記念に運転したがった結果、途中まで素人が運転するというハプニング。
    



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