メキシコ人、ゴーヤーにトライ(126日目・26日付け/カナダ)

長濱良起

2009年08月31日 04:02

今日、嬉しい事にやっと三線のパーツが届きました。




沖縄を出て3日目、自転車で東京を目指していた時です。国を越える越えない以前に、隣県鹿児島で三線を壊してしまいました。
もう荷物になるし、東京の弟宅に一回送ってそこで直そうと思っていた矢先、修理の仕方を間違えて余計に悪化、そのままずるずると外国に来てしまいましたが、トロントに長期滞在するのを機にパーツを取り寄せて、無事完治しました。

よし、ちゃんと練習してNYで弾いてやるぞ。

といっても、別にわたくし、もともと三線が弾けるわけでもなんでもなくて、ただギターが弾けるので感覚として弾けるという話です。だからちゃんと「三線」の練習はしないといけません。


さぁ、時間は前後しまして、今日の朝飯はクリームパンでした。

先日スーパーに行った時、同居人真輝と、
「生活に必要不可欠ではない何か贅沢なものを買おうぜ」と【バナナプリンの素】みたいな粉を買って「よっしゃー、オレたちプリンとか食っちゃうなー」とか言いつつ、プリンを作っていたのですが、僕らは何を勝手に勘違いしていたのか、この粉、プリンの素でもなんでもなくて、単純に「バナナカスタードクリームの素」だったんでした。

なので、大量のクリームを100円でゲットするという結果オーライが起きてしまい、パンにクリームをつけては食べつけては食べる、クリームパン祭りを開催していました。



今日はテーマがあります。
「外国人にゴーヤーチャンプルーを食わそう」←コレです。

トロントにはたくさんのエスニックタウンがあります。こんなの北米にあるの~?、っていう食材まで結構何でも手に入ります。ゴーヤーは今まで、アラブ系のスーパーで見ましたが確実に中華街にもあるとみましたので、色々とブラブラ街歩きしつつ、ゴーヤーを買いに街まで行きます。

あっさりゲット。
写真は真輝氏。きっちり漢字で「苦瓜」の表記がされています。


 そしてそれを調理。




個人的にですが、ゴーヤーは、ある時を境にいきなり食べれるようになりました。
中2か中3の時に「あ、ゴーヤー上手いやっし」といきなり思うようになった大人の味です。その感覚は今でも続いており「あ!やっぱゴーヤー上手いわ」とパクパク食べます。
真輝は東京出身ですが、母ちゃんが沖縄出身なので小さい頃よく親戚から家にゴーヤーが送られていたようで、食卓に東京では考えられないほどの結構な頻度でゴーヤーチャンプルーが出てきたらしく、僕と同じく小さい頃は嫌いだったけど今はおいしく食べます、という共通の境遇の持ち主です。


「よし、メキシコ人に食べさせるしかないだろ」
と、同じフロアに住むオトを呼び、「ちょっと食べてみ?」と促します。
しかし彼はマズくても「おいしい」という可能性があります。なので事前に「多分これマズいって言うと思う」みたいな事を言ってハードルを下げておいて素直なリアクションを期待します。

動画です↓






結論:普通に食べた。



普通に食べました。ちくしょう、彼は大人でした。僕と真輝が幼少時から幾多のハードルを乗り越え、やっと勝ち取る事の出来た「大人の味」を、彼は一瞬でモノにしたんでした。
 でも沖縄人としては嬉しい。
ただ、ゴーヤー食べた後に水を多めに飲んでいたのを私は見逃しませんでした。



そんな中、サッカーかアニメか何かの話題の時でした。

オト「『オリベラトン』分かる?」
我々「分からない」
オト「え!?なんで!?日本のでしょ?え!?なんで!?」



-オリベラトンとは、何ですか?-


双方に「なぜ??」という変な空気が流れます。



結論:キャプテン翼のことだった。



キャプテン翼の「翼くん」=「オリベラトン」でした。
日本のアニメやゲームは、海外に輸出される時に名前の変更が起こったりします。キャプテン翼の登場人物は、みんな僕らからすればヘンテコな名前になっていました。

日本のゲーム・アニメは、世界中に浸透しています。
下手したらサッカーと同じくらいの共通話題になります。世界中の人々がストリートファイターⅡの「波動拳!!昇竜拳!!」を叫び、同じ操作の仕方でそれらの技を出せるのです。

同じく、ドラゴンボールの「カメハメ波」や「元気玉」を、セリフとジェスチャー付きで再現できます。しかし「魔貫光殺砲(まかんほうさっぽう)」は長すぎて言えていませんでした。





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