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2010年05月22日

日本とヨルダンの架け橋(387日目・14日付け/ヨルダン)

日本とヨルダンの架け橋(387日目・14日付け/ヨルダン)


宿の目の前には大きな市場が広がっていました。イスラムの祝日金曜日なので開かれているのだと思います。市場なので、値段は交渉制です。

ちょっと「値切る」という事に関して書きたいなぁと思います。


個人的には、値切る事が旅の上手さではないと思っています。

実際、金銭の感覚は生まれ育った国などの個々の環境で違う。
例えば地下鉄の値段20円を高いと思うか安いと思うかは、本拠地として住んでいる国の物価をベースにしてしか計れないのです。僕は安いと思うけど、その国の人からすれば普通、みたいな、そういう事です。

だから、値段交渉は双方が折り合いがついたところで買えば全然いいと思っています。

例えば、相場が50円の石鹸があったとしましょう。その人が僕に70円で値段提示したとして、それでも僕は70円の石鹸は安いと思う。だったら、そこでむやみやたらに50円まで下げることはしなくていいと思います。

当然、商人は生活もあるし少しでも高くものを売りたいわけで、上記の石鹸の話の場合、僕も商人も両方気持ちいいんだから、その形が一番いいんじゃないかなーと最近はよく思います。

僕は極力お金を節約しないといけない旅をしていますが、むやみに値段を下げることが節約ではありません。お互い気持ちのいい取引をする方が好きです。その代わり僕は、高い飯を食わない、必要なもの以外は買わない、移動方法も工夫して安くするなど、そういった無駄使いをしないという方向で節約していきたいと思っています。

念のため言っておきますが、これは、日本人で金を持っているから、という傲慢さではありません。生まれ育った物価の感覚の違いがそこにはあるため、ある一定ラインで折り合いがつけば両方気持ちいいんだから、それで買えばいいと思っているという、それだけの話です。

それに、時には、一般的に日本より物価が安くても、輸入品など商品によっては日本より高い商品なんかもあるため、その辺も考慮しなければなりません。




さて、今日は今いる宿とは別の宿の「マンスールホテル」とやらに出かけてきます。
ここには日本人旅行者がたくさんいるため、「情報ノート」というものが存在するからです。
情報ノートとは、旅をするに当たってのお役立ち情報をみんなで共有する、という、日本人の多い宿によく見られるノートです。

それをちょっと見るためにちょっと行ってきました。さらに、シリアで知り合った人もそこに今いるというので、会いに行きながら、そうします。

情報ノートやガイドブックを見ながら過ごしていました。でも情報源はここだけではありません。
この宿のお手伝いさんで、ルアイさんという人がいます。彼はもともとここの従業員でした。しかし、オーナーと反りが合わずにこのホテルを辞めたのは約4ヶ月前。しかし、今はこのホテルにちょくちょく無償で手伝いをしに来ています。

その理由は、僕ら旅人に最適な情報を教えるため。


それだけです。


通常、ホテルはタクシーの会社と組んでいたり、ツアー会社と組んでいたりするため、ホテルからタクシーを呼んだり、ツアーを申し込んだりすると高くなります。時には、どこどこ行きたい、というと、そこまではバスは無いからタクシーだけですよ、っていう風に言われることもあります。
でも、バスも何回か乗り継げばたどり着くことが出来る。たとえタクシーだったとしても、拾うポイントによってはかなり安く抑えたり出来る。


そういったリアルな情報を提供するためだけに、彼はこうやってこの宿にいます。
働いているわけではありません。空き時間を極力この宿で過ごし、こっそり情報を教えています。


当然ですが、オーナーはルアイ氏の事を快く思っていないでしょう。オーナーの気持ちも分かります。これはオーナーのビジネスですから。だけどルアイ氏のこの献身的で、単純にヨルダンと日本、その他の国の架け橋になりたいだけなんだって思いは、感動に値します。
実際、彼の親切さは日本人旅人の間ですでに有名です。

明日は、塩分が多いあまりに人間がプカプカ浮くという死海に行こうと思っているのですが、ルアイ氏のおかげでだいぶ助かりました。正直、タクシーの料金では僕ら旅人にとっては痛いお金ですが、彼から教えてもらった方法で行くと10分の1の値段のようです。明日トライします。


さて、
お腹がすいたというと、ルアイ氏は僕も含めた日本人宿泊客3人を近所の食堂に連れて行ってくれました。
さてさて4人で食べましょうかとしているところ、彼は僕らの料金だけ払って「じゃあね」とヒラリ去って行きました。カッコよすぎるぜ。


日本とヨルダンの架け橋(387日目・14日付け/ヨルダン) ルアイ氏と。


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