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2010年04月04日

もう1つのエピソード(342日目・30日裏話/ポーランド)

もう1つのエピソード(342日目・30日裏話/ポーランド)




実はこの日には裏ストーリーがありました。

アウシュビッツの博物館へ行くために駅を降りて歩き出すと、1人の男性が「おーす!どこ行くんだい!?」(←本当にこんなノリで)と声をかけてきました。「もちろん博物館」と答えると「じゃあ一緒に行こう!」との事。

このぐらいはちきれていた方がこっちとしてもやりやすいです。1人でじっくり行くつもりだったのですが、このご縁ですので2人で行くことにしました。


名前を「Yoshi」と名乗ると「お前それマリオカートと一緒だろ!超分かりやすい!」と爆笑します。このパターンはもう何十回もあるでしょう。こうやって簡単に名前を覚えてもらえるので、僕としても楽ではあります。


彼の名前はキャマリー。フランス・パリの出身です。ルーツはモロッコに持つので、いうならばモロッコ系フランス人となるでしょう。6年間はモロッコにも住んでいたそうです。

ヨーロッパは地理的にモロッコやトルコと近接しているので、キャマリーのようなそっちからの移民がたくさんいます。とりわけトルコ人パワーは結構巨大で、中東を中心としたトルコの肉料理「ケバブ」のお店はどこ行ってもあります。それがヨーロッパの風景の1つとなっています。

もう1つのエピソード(342日目・30日裏話/ポーランド) 彼がキャマリー。


仕事は「家をぶっ壊す事」というなかなかファンキーな仕事です。さらっと言えば解体業ですが、とにかく彼の仕事は「家をぶっ壊す事」だそうです。1週間ほど休みを取ってポーランドへと来ています。

「ポーランドの女はかわいい、マジでかわいい」と連発する彼は、道を聞くのにもあえて若い女の人をチョイスして道を聞いて、「ありがとう」の代わりに「愛してるぜ!」と言います。しっかりその辺のポーランド語はマスターしています。


そういう風に言われてもノリノリで返してくれるのがポーランド人女性の持つ気質のいい所だと思います。
「パリの女は難しいし無愛想だけど、こっちの人はみんなニコニコしてていいね」とキャマリー。




アウシュビッツの博物館でも、なんかふざけたりするなど結構不謹慎な彼でしたが、予備知識をしっかり持っていたり、あえて2時間も電車に乗ってアウシュビッツに来ていたり、時に真剣な眼差しを見せたりする点では、実はしっかりした人なんだろうと思います。


「オレはこの金土で、早速ポーランドの女の子2人とキスした。2日連続ね」と発言したり、スーパーで店員3人を同時にナンパして好感触を収めるなどのプレイボーイが「ちょっとお腹空いた」と言ったので、僕はたまたま持っていたピザパンみたいなヤツを半分ずつして彼に渡しました。


「ありがとう。あ、でもこれ豚肉入ってないよね?」
「え!?あんたムスリムだったんかい!!」



女の話ばっかりするくせに意外とムスリムでした。


まぁ、ルーツをモロッコに持つと言っている時点で彼がムスリムだというのを推測するのは簡単な話だったのですが、彼のプレイボーイっぷりにそれさえも想像できませんでした。

バーに行っても酒は飲まないので「オレはコーラかスプライトばっか飲むっしょ?で、女の子には酒をおごるのよ。そしたらもう女の子ゲットよ」と、奥義を僕に伝授してきました。

決してハンサムという訳でもありませんが、物怖じしない明るさと自信が彼の魅力を引き立てます。



あるバス停前での事です。
突然キャマリーが僕に「オレが写真撮ってあげるよ!」と言って、そこら辺に座っていた女の子に声をかけ始めます。

要は、記念に何かポーランドの女の子とでも写真撮っとけって事らしいです。








問題の写真はこちら。


もう1つのエピソード(342日目・30日裏話/ポーランド)
ちなみにこれに映っている3人中、誰も「写真撮ろう」なんて言っていない。証拠に全員笑顔が不自然。一番写真を撮りたかったのはこのシャッターを切った本人、マローウアン・キャマリー氏。





まぁでも彼は本当にいいヤツでした。特筆に値します。


僕は今回の旅でフランスには上陸していませんが、結構各地でフランス人と出会いました。

人間って結構単純なもので、いいフランス人と出会ったらフランスが好きになります。

これまた単純なもので、もし日本とフランスが戦争するとか言い始めたら、日本のためとかだけじゃなくて、フランスのためにも全力で戦争に反対したいって思う。


結局は、人が人を変えると思います。


こういった、普段接することが少ないコミュニティの人々と接する機会がより増えるといいと常日頃思っています。
だから、観光立県の沖縄県民の立場も少し交えて言わせてもらうと、
観光業には単に経済効果だけじゃなくて、そういった人と人との関わり合いを深める、という側面も期待しています。



もう1つのエピソード(342日目・30日裏話/ポーランド)
駅に着いた瞬間で列車を逃し、40分後の列車を待つためにたたずむ長濱(左)とキャマリー。


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Posted by 長濱良起 at 03:00│Comments(2)欧州/ポーランド
この記事へのコメント
この方たちもすげー美人やし!!

そのプレイボーイもすげーなー!!
Posted by えーご at 2010年04月04日 14:05
えーごさん
オスとして見習わないといけないですねー!秒殺でしたよ!
Posted by 長濱良起長濱良起 at 2010年06月08日 05:41
 
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