09年4月23日から10年12月30日までの617日間、日本を含めた世界を一周! 国家や宗教に対した凝り固まったイメージから抜け出し、 「そこに住む普通の人々」や「人々のつながり」なんかを紹介していきます。 毎日もれなく綴られた記事総数770オーバーの物語、是非是非お楽しみください!
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2010年08月18日

日本の国際協力・エイズ啓蒙(477日目・12日夕方まで/ケニア)

日本の国際協力・エイズ啓蒙(477日目・12日夕方まで/ケニア)


ナイロビに着いたのは、朝の7時ごろでした。

ウガンダの首都カンパラも、ここナイロビも、一度来て出てまた戻ってきたような街ですので、そういう街はなぜだか勝手に親近感が沸きます。

実はナイロビについてからはいくつか予定が入っていて、多少忙しいというか、引き締まった毎日になりそうです。


というのも、先日ある方からメールを頂いたからです。
伊計さんという方で、ケニアJICAで保健分野を専門に活動している隊員さんです。彼女が沖縄出身という事も手伝ってか、ナイロビにいる間にお会いしましょう、という風にメールをしてくれたのでした。


いかんせん僕がケータイ電話的な文明の利器を持っていなかったもので、連絡などがスムーズにいかなかったのですが、無事に高級ホテルでの待ち合わせに成功し、お会いすることが出来ました。

メンバー的にはの他に、今紹介した伊計さん、ウガンダから同行のずーちーさん、そしてもう一人のJICA隊員で自動車整備を専門にしている、宮古島出身のよしきさんでした。
「よしきさんって僕と同じ名前ですね」とか盛り上がっていましたら、名字がなかまさんというではありませんか、僕の名字はながはまなので、ほぼ同姓同名です。
しかも僕も祖父母の代まで宮古にルーツを持つので、このかぶりっぷりにひとしきり感動しておりました。


とりあえず4人でどっか座って話ししましょうかー、という流れです。

ナイロビなのに沖縄県民率75%という不思議な空間が完成しました。


さっきも書きましたが、伊計さんは保健担当。任期は2年間で1012年の初頭までです。特にHIVに関しての活動をしています。その1つにHIV予防への啓蒙活動も含まれており、その話は興味深いものがありました。

まず、ここでHIVとAIDSの根本的な違いに触れておきましょう。

HIV・・・ウィルスの名前
AIDS・・HIVに感染した後で免疫力が下がり、ある基準を割った状態

なので極端な話、HIVに感染しても潜伏期間を伸ばすという努力をすれば、発症せずに一生を終える事だって出来ます。


とにかくコンドームを使用すればその感染率はグッと縮まるので、よくその辺の啓蒙活動はやるそうです。
ただ、その説明が上手くいかなかった場合、例えば地方の田舎の人はその使用方法を勘違いしたまま使ってしまうのだそう。

使用方法の説明時に男性器に見立てて木の棒を使うらしいのですが、何が起こったのかそれをそのまま素直に受け取ってしまった人は、マジで木の棒にコンドームさんをはめて、その辺に転がしているのだそうな。


中途半端な知識というのは恐ろしい話です。

全く何も知らなければ、差別の対象にすらならないかもしれません。知識が皆無というのはもちろん大問題で恐ろしい話ですが、今だけそれは置いといて、とりあえず差別にはつながりません。
しっかりとした知識を持っておけば、差別は軽減すると思う。

しかし、中途半端な知識を持っている段階では、差別は強大なものとなりそうです。

実際、エイズに発症してしまった子どもなんかが食べ物を買うと「お前はもうすぐ死ぬからもの食っても意味ないだろ」と近所の人に言われたりするそう。
そしてこれは親子間にも当てはまります。
例えば母親がエイズだということが発覚した場合、その子どもは母親を母親として認めなくなるようなケースがあるそうです。その逆だってあります。


やっぱり正しい知識は身も心も守ります。

今回初めて知った事の中に、母子感染の予防方法というのがあります。
もともと母子感染の率というのは30%のようですが、妊娠時に母子感染を抑える薬を飲み続けるとその感染率はグッと下がり、1%にもなるのだそう。
こういう事を知っているのと知らないのではぜんぜん違うなぁと思いました。

HIV・AIDSは良くも悪くも非常に注目度の高い病気。医療もきっと日々進歩していているんだという希望が持てそうです。

日本の国際協力・エイズ啓蒙(477日目・12日夕方まで/ケニア)
左から長濱、ずーちーさん、伊計さん、仲間さん


JICA隊員のお2人とは沖縄で会う約束をしてお別れです。ありがとうございました。




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