09年4月23日から10年12月30日までの617日間、日本を含めた世界を一周! 国家や宗教に対した凝り固まったイメージから抜け出し、 「そこに住む普通の人々」や「人々のつながり」なんかを紹介していきます。 毎日もれなく綴られた記事総数770オーバーの物語、是非是非お楽しみください!
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2010年09月24日

国境近く、コタバルへ到着(516日目・20日昼まで/マレーシア)

国境近く、コタバルへ到着(516日目・20日昼まで/マレーシア)


次なる街、コタバルに着いたのは朝の6時前後のことでした。
意外と大きな街です。
コタバルは半島マレーシア、タイ国境付近の街です。クアラルンプールからたったの7時間でしたし、そんなに満足に寝ていません。移動中に寝るのとベッドで寝るのとは違います。疲れの取れ方の度合いが違う。

そんな中途半端にくたびれているのに、6時という早朝に着いてしまったもので、宿が空いていません。しかたなく2時間ほどマックで時間を潰す事にしました。

イスラム圏では、マックのお姉さんの制服が、あの尖がった帽子ではなくてスカーフなのが興味深い。

東南アジアに入ってから、ファーストフード店やコンビニ(しかも日本スタイル)がものすごくたくさんになりました。結構どこでも無線LANが飛んでいるので、メールの返信やブログ更新などで比較的常にインターネット環境を欲しがっている僕からすればものすごく好都合です。交通のマナーもいいし、先進国っぽい雰囲気も持ち合わせています。



ちょうどバスターミナルの近くに安そうな宿を見つけていたので、そこが開くのを見計らいながらマックを出ました。スプライトで2時間を粘りました。




宿に着くと、1人のイケメン従業員がポツンといました。

部屋見せてもらったりとかしているうちになんかノリが合って、数件となりの食堂までそのまま一緒に朝食を食べに行きました。

彼の名前はジャーさん。
ずっと英語で話していたのに、途中から日本語が話せることが判明しました。話せるといっても少しだけなので、やっぱり基本的には英語なのですが、でも彼の日本語力に関係なく、僕が「この人は少しだけだけど一応日本語も話せるんだ」って思う事だけでなんか楽な気持ちになる。

エモーショナルな言葉は、やっぱ日本語で言いたい。

「really!?」なんかは僕の中では不自然な感嘆詞なわけで、本当に驚いた時なんかは「マジで!?」って言いたい。そしてそんな局面の時に「マジで!?」と自然に言ってその意味を分かってくれる相手というのは、こっちからすればとてもありがたい存在なのです。


ジャーさんもまた旅人で、よく日本にもいるのだそう。
というか彼女が日本の方で、埼玉にいるみたい。だからジャーさんも観光ビザ3ヶ月が過ぎれば隣国へ出国しまた入国を繰り返して粘る(これを旅人の世界では「ビザクリ」と言います。ビザクリアの略です)という事をしています。

今は資金を稼ぐために地元のコタバルで働いているそうです。
でも、やっぱり生れ落ちた国家で、外国に行けるか行けないかというのは全然違う。


まず、平均的な収入。

日本でどれだけ自分は貧乏だと言っても、例えば北米や西北欧以外の外国に行けば、だいたいの国で毎日ウハウハなぐらい金持ちだと思う。そういう、自国の通貨価値に左右される。

そして、パスポートの信用度。

日本のパスポートなんか、ほとんどどこにでも行けるような、それはもう「この紋所が目に入らぬか!」レベルの代物です。
他の多くの国のパスポートは、例えその人に十分な収入があっても、その国籍を理由に入国が難しかったりします。そんな悲しい話がよくある。

例えば、マレーシアのパスポートでは、近隣諸国に旅行に行く事は簡単です。物価的にもほぼ一緒ですから、特に問題も感じないでしょう。
しかし、いわゆる「先進国」に行く時に問題が出る。物価はもちろんですが、その人の経済力がそれをクリアすればいいのでまだOKです。
でも通常、「先進国」サイドは「途上国」サイドの国民をあまり入れたがりません。違法就労などの問題のきっかけになるからだと思いますが、そのために入国の基準がどうしても高くなってしまいます。ビザを取る時とか大変のよう。

僕のこの旅でも、入国審査は概して先進国サイドの方がきつかった。

カナダではあわや入国拒否だったし、アメリカの入国審査は新システムが導入されるほど厳しい。イギリスの場合、旅人が入国拒否されたケースを実際聞いたりもします。


日本人でも多少厳しいのに、他の国の国民が先進国に入る時はもっと厳しい。そして、比較的何でもしっかりしている国、マレーシアでさえこうです。他の国なんかもっと厳しいと思います。



ジャーさんってやっぱ旅人なんだなって分かる台詞がありました。

「今疲れてるでしょ?寝た方がいいんじゃない?」


移動明けは睡眠が必要という事をよく知っている。

そういう事で僕は1時間ほど昼寝をして、午後からはある場所へと向かうのでした。



つづく




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