09年4月23日から10年12月30日までの617日間、日本を含めた世界を一周! 国家や宗教に対した凝り固まったイメージから抜け出し、 「そこに住む普通の人々」や「人々のつながり」なんかを紹介していきます。 毎日もれなく綴られた記事総数770オーバーの物語、是非是非お楽しみください!
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2010年09月30日

タイに入ってオカマ勝率100%(521日目・25日付け/マレーシア)

タイに入ってオカマ勝率100%(521日目・25日付け/マレーシア)


今日、なんだかんだで今日になりましたが、タイに移動です。


よく考えると、この旅初めての仏教国家。
文化圏が変わりそうな響きですが、実際どうなのでしょうか。もはや東南アジアは東南アジアとしてのカテゴリーの方が、宗教区分のカテゴリー分けよりも強力な気がします。

タイに入ってオカマ勝率100%(521日目・25日付け/マレーシア) よくしてもらいました、ジャーさんと。


宿の近くのバスターミナルから、とりあえず国境の町に向かわなければなりません。国境の町の名前は忘れましたが、というか最初っから知りませんが、バスの運転手に行き先を「国境」という風に確認するだけです。

まさに旅は情報戦
であり、宿のスタッフ、バスターミナル、道行く人、地図、本なんかから情報を集めていくのは大切なことです。でもそこはそんなにストイックでもありませんが。「分からなかったら聞く」っていう事を繰り返しているだけです。



バスは1時間ほど走って、国境の町に到着しました。
すると、西洋からの旅人風カップルが僕に「国境行くの?」と聞いてきました。そこは外人さん同士、たぶんこいつ国境行くな、という予想でしょう。お互いバックパッカーですし。

2人は5ヶ月の予定でドイツから旅をしているカップルで、大学を休学中。
シンガポールから北上してバンコクまで行って、それからまたシンガポールに戻り、オーストラリア、ニュージーランド、そしてなぜか一気にコスタリカ、メキシコ、アメリカでドイツに帰る予定だそう。まだ1ヶ月目だそうです。

名前を、ニコラスとキラといいます。


彼らは国境の場所が分からないよう。しかし僕も始めての土地なので分かりません。

ここは僕が先輩として頑張るしかなかろうに。
といっても「国境どこですか?」って聞きながら10分ぐらい歩くだけだったんですが、無事国境に到着しました。


タイに入ってオカマ勝率100%(521日目・25日付け/マレーシア) マレーシア・タイ国境で。


国境には通常、出る国側のスタンプ押し場、入る国側のスタンプ押し場があります。この2つは絶対につがいのようになっていなくてはいけません。そうじゃないと不法入国です。しかし通常は流れに身を任せてやっていると必ず2つ押されることにはなるので心配は要らないでしょう。

EUの国、ドイツから来ている彼らは、国境越えというのに不慣れです。だし、まだ1ヶ月ですし、陸路国境越えもまだシンガポールからマレーシアに入るときの1回しかやっていないと思います。
僕の方がその辺の経験はちょっとある分、彼らに教えながら一緒に国境を越えたので、一緒に越えた感もまぁ強調されるわけで、それもそれでいい思い出です。


言葉も、マレー語からタイ語へと変わります。

中南米のスペイン語圏では「何回国が変わってもスペイン語だなぁ」と思っていたのですが、ヨーロッパやアフリカやアジアではポンポンポンポン言語が変わります。言い方を変えると各自の言語がある程度存続しているともいえます。

言葉の絶滅も簡単ですが、やっぱり言葉ってなかなか消えないよなっても思ったりする。




僕はこれからバンコクへ向かいますが、2人は一度違う町に行った後に島に行くのだそう。でもどっちみち僕ら3人の共通の目的地はこの時点では鉄道駅ですので、そこに向かいます。
鉄道駅近くの食堂では、テレビでムエタイが流れているのを見て、タイに来た感を演出してくれます。


チケットを買います。
長距離の移動ですので2等寝台を取ろうと思っていたのですが満席だそう。3等しかないみたいで、僕は3等がどのようなものなのか分からないままその最安チケットを購入しました。


行き先と車両こそ違いますが、ニコラスとララも同じ列車のようで、一緒に出発時間を待っていながら時間を潰していました。


ニコラスは僕に「フレンドリーだね」と言ってくれました。
自分で「フレンドリーって言われた」って書くのもかなり気が引けて恥ずかしいのですが、この言葉は僕に一定の意味を与えてくれます。


旅先では他人に対して積極的でなければならない時があります。

道を聞く時、買い物する時、とにかく自分1人の力ではどうにもならない時は、他の人に聞いたり助けてもらったりしないと旅なんて続けてられません。そういう意味ではときたま「へぇー!バックパッカー?スゴイね」って言われる事に多少引っかかるものがあります。

確かに自分の力もありましょうが、キレイ事ではなく、僕は確かにたくさんの人に助けられてここまで来ました。というかバランスでいうと助けられてばっかりです。
高く飛ぶためにはしゃがみ込まないといけないと思って、この「溜め」の時期として僕は色んな所を旅している訳ですが、所詮まだまだしゃがんでいる段階です。


話ちょっと飛んでしまいましたが、そんな旅も最初の頃なんか、道聞く事ひとつにしたってものすごく勇気の要る事でした。アメリカにいる時なんか、両替するだけでも時間をかけてものすごく集中力高めて行ってた(これマジ)。とにかく、1つ1つが大変だった気がする。


でも、今回「フレンドリーだね」と言われた。

単純にその言葉が持つ意味も嬉しいのですが、今言ったような意味でもやはり、いい意味での年月を感じて嬉しかった。


タイに入ってオカマ勝率100%(521日目・25日付け/マレーシア) ニコラス・キラ。


時刻は午後2時40分。列車は走り出しました。予定時間は20時間。3等ということで警戒していたのですが全く不快なことはありません。むしろ空いている分スペースを広く取れていい。


車内にオカマちゃんがそっこーでいるあたり、「オカマ」に寛容な国タイを感じます。
インドで列車に乗ったときも、偶然かどうなのか、2回連続オカマちゃんがいました。今回でこの旅3回目の列車なのですが、今回もいたので、僕が列車に乗ったときには「オカマ勝率100%」という記録です。


この記録を保持するために、もうこの旅の移動で列車は使わないでおこうと思います。




  


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この記事へのコメント
初めまして、タイはナムジャイブログのmiroさんの所から覗きにやって来ました。タイでも楽しんで下さい!
自分で確かめたいイメージの世界・・・それはその現場へ行って初めて知る世界。イメージが更に広がる瞬間ですね。
それをご自分の足で確かめられている事に、とてもうらやましく思います。
自由人って言葉が好きな私ですが、お若いうちに世界一周をされ、これから先の人生にプラスしか無いので、無事に達成される事をお祈り致します。
Posted by HIDE at 2010年10月03日 17:31
HIDEさん
本当にいい経験させてもらいました。人生の最高の財産だと思っています。ちゃんと帰ってから社会にお返ししていかないといけないと思っていますので、これからが大切です!
Posted by 長濱良起長濱良起 at 2011年01月31日 21:20
 
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