家族・親戚・この旅で資金提供して下さったスポンサーさん、日本自転車旅中にお世話になった人々など、
35通ほどお手紙を出します。
最後に出したのがドイツなので、時間が経ってしまって申し訳ないのですが、今こうやってやっと出せます。
しかし今日でウガンダを離れて、次のフライトのためケニアに戻るので、残された時間は今日しかありません。というのも、ウガンダのポストカードに書いてあるので、どうにかしてウガンダの切手とウガンダの消印で投函させてほしい所存です。
なのでバスの時間ギリギリまで残りの手紙を書いて、
バイクタクシーに乗りダッシュで中央郵便局まで向かいました。
悲しいことに公休日でした。なんかの祝日らしいです。僕みたいな外人さんには知る由もありませんでした。
僕は、往復の時間と運賃を無駄にしてしまいました。
祝日ということは、銀行も閉まっています。さっきも書いたようにウガンダ最終日なので、ウガンダの紙幣をドルあたりに両替しときたかったのですが、夢半ばで散りまして、しょうがないからケニアの宿で誰かと両替でもするかなーという心境です。
さて、これから再度のケニア入国です。
ちょうどこの日に
ある日本人旅行者もナイロビに行くという事ですので、ナイロビまで共にします。
その「旅行者」の名前はちずさん。僕の中での呼び名はずーちーさん。ここ3週間ぐらい滞在していたウガンダの孤児院「
NEWTOPIA」でのボランティア仲間の1人でもあります。
今日は「女性の1人旅」というのを書いていきたいと思います。
このずーちーさん。石川は金沢市出身の24歳。僕の1つ上になりましょうか。今回の旅に出て約5ヶ月目になります。
彼女は最初、中国を中心にアジアを周り、一路ヨーロッパに飛び、モロッコからエジプトへ、それからスーダン、エチオピア、ケニアと進んでいき、ウガンダで僕と会ったという流れです。
彼女のルートは驚くほど流動的で自由です。最近まで「ケニアの後はイエメンに行く」とか行っていたのに「一旦タンザニアに行ってからイエメン」とプラン変更しそうな勢いです。
僕なんか、「地球を東回り」っていう風に進んでいるのに、
彼女の場合は東回りも西回りも別に何も意識していません。まさに「自由な旅」です。
特筆すべきは、彼女は「普通の人」という事です。
ここで伝えたいのは「平凡な人」という意味ではありません。そうではなくて、
別に旅行のプロでもないし、屈強な身体能力の持ち主でもなく、語学を完璧にこなす訳でもないという事、そういう事です。
彼女が特別に持っているのは、僕が思うにそういう何かのスキル系ではなく
「やろうと思ったらやる心」それに尽きると思います。
なので、もしこれを見ている方で「バックパッカー的な旅に出たいけど怖くてできない」と思っている女性がいましたら、このずーちーさんを是非思い出してみてください。。
今回彼女だけをクローズアップした形になってしまいましたが、
女性1人で旅に出ている人はたくさんいます。彼女らは至って普通に日本に暮らしているような普通の人であり、決して超人的な人々ではありませんでした。
こうやってこの旅を通してたくさんの経験をして、今度の人生が豊かになったと言い切れる今、勝手な話ですが、僕は「旅に出たい」って思っている人には、だったら旅に出て欲しいと思います。
その時何かが不安で心にブレーキがかかるような時があれば、僕が今書いたような事、もし覚えていたらもう一度読み返してみてくださいね。
とにかく、この日は夜行バスでナイロビまで移動でした。